この変位計は計測長の長いアプリケーションでは主力となっています。
標準的な産業用のフィードバック信号とCAN BUS接続が可能なPT9000シリーズはモバイルの油圧装置から工場のオートメーション装置までの幅広いアプリケーションで完璧なソリューションを提供しています。
Celesco社はPT9000シリーズの複数のモデルとオプションを様々なアプリケーションに向けて持っています。
PT9000シリーズの標準モデルは計測範囲が最大で13970mmまで対応でき、拡張モデルだと最大で43180mmまで対応できます。
標準で搭載されている500Ω精密ポテンショメータによって、ワイヤの引き出し量に比例した電圧の出力信号を提供します。
堅牢な精密プラスチックハイブリッドポテンショメータ使用して構築してるので分解能は無限小で厳しい環境下でのアプリケーションでも高サイクル寿命を提供します。
10KΩポテンショメータやアジャスタブルブリッジ回路などその他いろいろなオプション選択が可能です。
インクリメンタルエンコーダ出力モデルです。
分解能は250パルス/インチまで対応し、いろんなコントローラーカードインターフェースに適合するように幅広く豊富なエンコーダドライバオプションを提供します。
(例:オープンコレクタ、プッシュプル、5Vラインドライバ)
内臓されているセンサは非接触の光学式エンコーダーなので特に高サイクルのアプリケーションには最適です。
位置と速度の情報をフィードバックするワイヤ式変位センサです。
PT9301は内臓されたタコメーターによって速さを追従して、ワイヤの引き出し(巻き取り)スピードに比例したDC出力を提供します。
加えてPT9101と同じように、500Ωから10KΩの間で抵抗値が選べるポテンショメータによってワイヤの引き出し量に比例した電圧の位置出力をします。
2線式の4~20mAか3線式の0~20mAの出力選択が可能です。
いずれの出力オプションにもゼロ・スパン設定機能がついているので各アプリケーションに必要な計測長に合わせて正確にセットすることが可能です。
CSA規格の本質安全規格のオプションもあり、防爆エリアでのアプリケーションに使用が可能です。(ただし、ツェナバリアーが必要になります。)
0~10VDC、0~5VDC、-5~5VDC、-10~10VDCの4種類の出力選択が可能です。
PT9510は仮に主電源が落ちてしまった場合でも本体に内蔵されたポテンショメータが確実に位置信号を保持し、絶対的な位置出力を提供することができます。
入力電圧は、0~10VDC出力の場合は14.5~40VDC、0~5VDC出力の場合は10.5~40VDCで産業用モバイルアプリケーションで最適です。
アブソリュートエンコーダの信号出力が欲しい。自社開発したオリジナルのエンコーダを使用したい。
そんなユーザーのニーズに対応するのがこのPT9600です。
回転角センサか多回転式ロータリーセンサであれば簡単に取り付けが可能です。
センサの取り付けができるように加工も致しますので、もし取付形式がセンサに合わない場合はお問い合わせください。
Celesco社はリニアな位置計測ソリューション向けにCAN BUS J1939とデバイスネットのネットワークインターフェースに対応しております。
両モデルとも計測範囲内での位置の動きを追従する為に16ビットの位置信号を提供します。
このオプションはPT9000シリーズの変位計の計測用ワイヤを途中で偶発的に離してしまった場合に内部のポテンショメータやワイヤに負担がかからない巻き戻り速度まで減速させる機能です。
取り外しが多いアプリケーションには有効なオプションです。
このオプションはPT9000シリーズの全てのトランスデューサに適応できます。
これは計測用のワイヤを巻き取るスプールに異物が混入してしまう恐れがあるような非常に過酷な環境の為に開発されたオプションです。ワイヤの巻き取り口が一点に限定されて筒状の中でスプールまでを横断するようになっています。その内部で2つのブラシで汚れを落としてからセンサ内部に巻き取る構造になっているのでしっかりと異物を落としてから巻き取ることが可能です。